【投資初心者なにから勉強する?】知識ゼロから始める資産運用

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投資初心者のための投資授業。
資産運用を一歩一歩学んでいきましょう。
重要なキーワードは長期、分散、積立。
ドルコスト平均法や複利の効果についても学びます。

資産運用について考えよう

のぼる先生
のぼる先生

ケントくん、ユウトくん、ふたりは投資ってどんなイメージをもっていますか?

ユウト
ユウト

お金を増やすためには、投資が必要って最近はよく耳にしますよね。😀

でも、投資ってなんだか損をしそうで怖いです。

のぼる先生
のぼる先生

そうですよね。
なにかを始めるのは怖いですし、なによりちょっと面倒ですよね。

ケント
ケント

だよね。

のぼる先生
のぼる先生

でも怖いからなにもしないままだと、近い将来まわりに取り残されて後悔することになると思います。

あとでしっかりと説明しますが、投資で大切なのは何より時間。

このまま過ぎてしまった時間は、残念ながら後では取り戻せません。

ユウト
ユウト

えぇ!そんなこと言われると、それはそれでなんか怖いです!🫣

投資はギャンブルではない

ケント
ケント

俺はガッツリ儲かるイメージを持っているよ。

ハイリスクハイリターンってやつだ。😗

のぼる先生
のぼる先生

それでは投資ではなく投機ですね。

いわゆるギャンブルに近いです。

これから勉強していくのは投資で、それとは少し違います。

ケント
ケント

えっ?それって、なんか違うの?😲

のぼる先生
のぼる先生

それについて、今後学んでいくから安心してくださいね。

また、”怖い”と思う原因の多くは、投資のことを知らないからという部分が大きいです。

これから少しずつ覚えて、”怖い”をなくしていきましょう。

投資で重要なこと。それは「長期」「分散」「積立」の3つ。

まずは長期を見ていきましょう。

資産運用の基本は 「長期」「分散」「積立」 の3つ

投資をするうえで重要なこと。それは長期で考えることです。
今回は長期について考えていきましょう。

のぼる先生
のぼる先生

個人で投資するメリットは時間を味方につけられること。
というのは有名なのですが、どこかで聞いたことがありますか?

ユウト
ユウト

ないです。😗

ケント
ケント

まったくない。😗

のぼる先生
のぼる先生

では、なぜ 時間が重要なのか?を考えていきましょう。

のぼる先生
のぼる先生

時間が重要という一番大きい理由は 複利の力を利用できるからです

ケント
ケント

複利?なんですか?それ。😯

のぼる先生
のぼる先生

例えば、
元手100,000円(十万円)を利率7%で運用すると

1年目では
100,000円×1.07で107,000円です。
1年で7,000円増えれば、それだけでもまあまあ嬉しいですよね。

2年目はこの107,000円をもとにするので、
107,000円×1.07=114,490円です。

ケント
ケント

なんだかのんびりした話だね。😩

のぼる先生
のぼる先生

それでは、3年後以降も見てみましょう。

10年後には196,715円、

20年後には386,968円、

30年後にはなんと761,226円になります。

ケント
ケント

えっ、一気にふえた!😯

のぼる先生
のぼる先生

このように、元手が増えて、そこに更に利率を掛けて増えていくことを複利といいます。

複利の力

ユウト
ユウト

今は10万円の話だけれど、100万円ならもっとすごいってことですね。

のぼる先生
のぼる先生

その通りです。一度に100万円を投資するのが難しくても、毎月少しずつ投資額を足していけば、その増やした額に同じ効果がついてきます。

もし、複利効果を利用せず増えた7,000円を毎月受け取っていたとしても、

7,000円×30年=210,000円。

この210,000円でも十分多いですが、複利を活かせば661,226円増えることになります。

ユウト
ユウト

スゴッ!🫢

のぼる先生
のぼる先生

これが複利の力です。

なので、増えた7,000円は使いたいのをグッと我慢して再度投資に回すことがお金を増やすうえで大変重要なのです。

ユウト
ユウト

なるほど。でもそれって時間がかかりますよね…。

ってことは、早く始めてコツコツ増やしていった方が有利っていうことですね!

のぼる先生
のぼる先生

その通りです。

もちろん、現実では常に7%ぴったりで毎年増えていくことはないのですが、今年は7%。来年は10%、再来年は-3%など でこひこしながら、長期間で平均7%の利率で増えていくことは全然夢ではありません。

👇🏻複利についてはこちらの記事もご覧ください

はちネコ

減ったときにも慌てないことが大切

ケント
ケント

俺、減ったときに我慢できるかな…。🤔

のぼる先生
のぼる先生

いいところに気が付きましたね。

増えたときにお金を使ってしまうのを我慢することも大切ですが、一番よくないのは下がってしまったときに怖くなって売ってしまうことです。

このことは“分散”のときにも説明しますね。

ケント
ケント

わかりました。

頑張ってみる。🙂

のぼる先生
のぼる先生

年率平均7%で増やすのは実際は少し難しいので、将来の計画を立てる際は4%~5%で考えると現実的ですよ。

投資で重要なことは「長期」「分散」「積立」

次は「分散」を見ていきましょう。

投資にとって、時間はとても重要。
複利の力を利用して、あわてずゆっくりと資産を育てよう。

のぼる先生
のぼる先生

今回は分散についてですね。しっかり学んでいきましょうね。

ケント
ケント

はーい。😀

ユウト
ユウト

お願いします。😀

のぼる先生
のぼる先生

ここでは有名な「7つの卵」という例を用いて説明します。
次の問いに答えてみてください。

2人の少年がカゴに入れた卵を運んでいる

あなたは 家から少し遠い鶏小屋で鶏を飼っています。
何日も取れなかった卵が、今日は卵が7つもとれました。
あなたが卵が取れたことを家族に連絡すると、家族は大変喜び、あなたが卵を持ち帰るのを楽しみに待っています。
卵はいつも、小屋にいくつか置いてあるカゴに入れて持ち帰ります。

さあ、あなたは卵をどのように家まで運びますか?

🧺7つの卵をどう運ぶ?

ケント
ケント

普通にその辺のカゴに入れて運ぶでしょ。😗

ユウト
ユウト

これって、きっと いくつかのカゴに分けて運びましょう
ってことですよね。🙂

ケント
ケント

カゴが何個もあったら運び難いじゃん!メンドくさ。😬

ユウト
ユウト

でも、万が一転んだり、落としたりしたときに、カゴが分かれていればいくつかは無事な可能性があるってことでしょ。きっと。🤔

のぼる先生
のぼる先生

考え方としてはユウトくんが正解です。

ユウト
ユウト

やったね!😀

ケント
ケント

ちぇー。俺は卵を落とさない自信があるけれどな。😩

のぼる先生
のぼる先生

これは、自分の資産をいくつかの卵に見立てて考える という内容です。

大切な資産はいくつかのカゴに分けて入れておくことで、不測の事態が起きたときに被害を最小限に留めましょう。
という考え方です。

実際に投資を長期間していると〇〇ショックと名前がつくような暴落を経験することになるでしょう。

これが起こることは避けられないと考えた方がよいですね。

ケント
ケント

えっ。そんなん起きたらヤバいじゃん。

俺、自分のお金が大暴落したら心折れちゃうかも。😱

ユウト
ユウト

そうなったときに、少しでも被害を抑えるようにする必要があるんですね。😄

のぼる先生
のぼる先生

その通り。ポジティブに考えることは大切ですが、投資ではリスクに備えることはとても大切なんです。

ケント
ケント

でも、分けるって何に分ければいいのさ。😗

のぼる先生
のぼる先生

今回の例での“卵”は、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、国内REIT、海外REIT、コモディティのことを指します。
あとは現金や仮想通貨を入れることもありますね。

ケント
ケント

コモデッテ… なんて?

のぼる先生
のぼる先生

コモディティとは、金や銀といった貴金属から、原油、農産物など「商品」と呼ばれる銘柄に投資を行うことをいいます。

コモディティ投資のメリットには、分散投資になることやインフレに強いことがあげられますよ。

商品先物市場で取引を行うことが一般的ですのでどちらかというと上級者向けですね。

ケント
ケント

ふーん、なるほど。じゃあREIT(リート)って?😐

のぼる先生
のぼる先生

REIT(リート)とは、不動産投資信託のことです。

ビルやマンションなどの不動産を運用し、得た利益を投資家に分配する仕組みですね。

個人では難しいオフィスビルやホテルなどに少額から分散投資ができる点がメリットですよ。

ユウト
ユウト

なんだか、たくさん種類があるんですね。😯

のぼる先生
のぼる先生

いろいろありますが、多くの方がメインで投資しているものが株式と債券。

この2つはシーソーのような関係で、片一方が上がると、片一方が下がる逆相関の関係になることが多いのです。

2022年のように両方とも大きく下がってしまう特殊な年もあったのですが、これは珍しい状態で、大抵は株価が下がった年は債権価格が上がった傾向にあります。

ケント
ケント

なるほど。でも、シーソーなら結局“行って来い”でゼロになるんじゃないの?🤔

のぼる先生
のぼる先生

これらは、毎年少しずつ成長していますので、シーソーのようになりながら少しずつ右肩上がりで増えていく とイメージするとわかりやすいです。
ただし、未来がどうなるかは、もちろん誰にもわからないですけれどね。

ユウト
ユウト

それはそうだね。😓

のぼる先生
のぼる先生

次は時間の分散について学びましょう。

👇🏻資産の分散については、ポートフォリオの組み方についての記事も参考になります。

はちネコ
のぼる先生
のぼる先生

時間の分散を説明するときに、いつも出てくるキーワードがドルコスト平均法です。

ケント
ケント

なにその呪文みたいなヤツ。😯

のぼる先生
のぼる先生

ドルコスト平均法とは、簡単にいうと、

「一定の金額を、一定の間隔で積み立てる」

という方法のことです。

例えば、これと決めた投資信託の銘柄を、毎月15日に、3万円積み立てる。といった感じです。

ケント
ケント

ふーん。地味だねぇ。😗

ドルコスト平均法のメリット

のぼる先生
のぼる先生

ドルコスト平均法のメリットは、価額が高い時も安い時も一定の間隔で一定額積み立てるので、価額が高い月でも決まった額しか買わないので買いすぎることがなく、価額が安い月は、同じ金額でも多めに買えること。
要するに時間を分散することで「リスク」を分散しているのです。

ユウト
ユウト

それって、自分で毎回決めたタイミングを忘れないようにしないとダメってことですよね。🧐

ケント
ケント

忘れそう。
そしてめんどい。😑

のぼる先生
のぼる先生

投資信託を購入するには銀行や証券会社に口座を作る必要がありますが、そこで積立購入を一度設定すれば、毎回自動で購入してくれますよ。

余談ですが、ポイントサービスをやっているネット証券などだと、さらに毎回ポイントがついたりするのでオススメです。

ケント
ケント

なるほど。それなら俺にもできそうだ。
それがいいな。😚

ユウト
ユウト

強制的に積立になるから、毎回のお金の工面がちょっと大変そうですね。🤨

のぼる先生
のぼる先生

実は、その“強制的に積み立てる”ということはとても重要なんです。

この話は、また今度しますね。

一定額で”という部分も重要なので注意しましょう。

この方法をとると、ある程度の期間さえ経過すれば、利益を出せる可能性が高いといわれています。

ケント
ケント

でもこれってさ、安いときに一括投資で投資した方が儲かるんじゃないの?🤔

のぼる先生
のぼる先生

そう思う人もいるかもしれません。

むしろ、みんなそう思いますよね。確かにその通りです。

一番安いときに買って、一番高い時に売れば最も儲かります。

ケント
ケント

だよね。😆

のぼる先生
のぼる先生

だけど…。そんなことは不可能なんです。

よく“プロは相場を完璧によめる”と思いがちですが、相場を読むには高度な知識が必要なうえ、プロでも100%当てるのは不可能です。

そんなことができれば、すぐに世界一の大富豪になれますね。

あくまで全ては「予測」なのです。

ケントくんが買った直後に大暴落!なんてことも十分あり得ます。

ケント
ケント

おそろし!なんでそんなこと言うの!😱

マーケットに参加し続けることが大切

ユウト
ユウト

でも、ある程度読みが当たれば儲かるの?🙁

のぼる先生
のぼる先生

可能性は当然ゼロではないですよ。

でも、ここでのポイントは、相場を読もうと下がるのを待っていると、その間はお金を無駄に寝かせていることになるということ。

定期的購入するということは、相場が上がり続けている間もずっとマーケットに参加していることになる。

逆に下がるまで待っているということは、その間は自分の資金をマーケットに参加させていないということになります。

このことも重要なんです。

ユウト
ユウト

たしかに。その通りですね。😯

のぼる先生
のぼる先生

そのうえ、読み間違えれば一括投資の直後に暴落なんてこともありえます。

ケント
ケント

こわ!😱

のぼる先生
のぼる先生

”投資の神様”といわれるウォーレン・バフェットさんが、

という質問に

と返したという有名な話があります。

ユウト
ユウト

なるほど。
短期間で大儲けしようという考え自体が少しずれているってことですね。😯

のぼる先生
のぼる先生

この意味をかみしめて、2人はゆっくり着実にお金を増やしていきましょうね。

ケント
ケント

はーい。

✅ 時間を分散させて、騰落リスクを軽減させる

  • 一定の金額を、一定の間隔で積み立てる”ドルコスト平均法”で時間を分散させる。
  • “一定額で 強制的に積み立てる”という状況を作ることはとても効果的。
  • この方法で、ある程度の期間さえ経過すれば、利益を出せる可能性が高いといわれている。
  • 短期間で大儲けしようとせずに、ずっとマーケットに参加していることが大切。

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