【必須知識】投資の”コア&サテライト戦略”とは🙂

コアサテライト戦略_TOP画像

「コア&サテライト戦略」とは、資産運用においてポートフォリオを構築する一つの方法。
単なる分散投資とはひとあじ違います。

銘柄選びによるポートフォリオ構築は、将来のパフォーマンスに直結します。
今回は、 “ポートフォリオ構築の戦略”について学びましょう。

※ポートフォリオとは
投資資産の組み合わせを意味する。

“コア&サテライト戦略”ってなに?

のぼる先生
のぼる先生

今回は、投資のコア&サテライト戦略について解説します。

ユウト
ユウト

なんだかカッコいい名前だね。

ケント
ケント

宇宙っぽい!少年心をくすぐる名前だ!

のぼる先生
のぼる先生

コア&サテライト戦略“とは、資産運用をするときのポートフォリオをどう組むかの戦略です。
コア(中核)とサテライト(衛星)に分け、コアを安定的に運用しながらサテライトでは積極的にリターンを狙うという考え方のことです。

ケント
ケント

あれ?ポートフォリオってなんだっけ?🙄

のぼる先生
のぼる先生

“ポートフォリオ”とは、投資資産を構成する組み合わせを指します。
投資においての重要なことは「自分にあったポートフォリオを組むこと」です。
銘柄によって将来のリターンが決まる以上、ポートフォリオをどう組むかで既に将来の成績リターンが決まっているといっても過言ではありません。

ユウト
ユウト

なるほど。
今回はこの ポートフォリオの組み方 についての戦略を学ぶっていうことですね。

🛰️”コア&サテライト戦略”の内容は?

のぼる先生
のぼる先生

では、”コア&サテライト戦略”で実際にどう組むかを解説していきます。
まずはコア部分ですね。
コア部分は、リスクを抑えつつ長期的に安定したリターンを得られるアセットクラスで運用します。

ケント
ケント

すみません、“アセットクラス” ってなに?

のぼる先生
のぼる先生

アセットクラスとは、簡単にいえば投資対象の種類・分類のことです。
たとえば、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、REIT(不動産投資信託)などがあります。

ユウト
ユウト

なるほど。
では、コア部分には何のアセットクラスが向いているんですか?

のぼる先生
のぼる先生

それは、以前よりおススメしている

  • “全世界株式のインデックス投資”
  • “米国株式インデックス投資”
  • “先進国債券インデックス投資”

などを中心に組むと良いと思います。

米国株式は、S&P500、もしくは全米株式のものがおススメです。


これらは、長期で見た場合は高確率でリターンをあげてくれる可能性が高い優良資産ですね。

ケント
ケント

無難で確実性の高いものを中心に置くってことか。

日経平均インデックスにも注目

のぼる先生
のぼる先生

2023年中盤以降は、日本株にも大きな注目が集まってきています。

  • “日経平均インデックス投資”
  • “TOPIXインデックス投資”

も中心に組み入れる候補にするのも良いと思います。

ユウト
ユウト

先生はどうしているのですか?

のぼる先生
のぼる先生

わたしは、2023年前半まではS&P500インデックスを中心に積み立てていました。
ですが、2023年中盤以降は、全世界株式や日経平均インデックスにも積立割合を振り分けています。

ユウト
ユウト

なるほど。

のぼる先生
のぼる先生

コア部分は長期投資が基本となります。
なので、新NISAの積立投資枠にとても向いていますね。
もちろん、成長投資枠で購入しても良いと思います。

サテライトについて

のぼる先生
のぼる先生

一方、サテライトは、コアよりも高いリターンが狙える可能性があるアセットクラスに投資します。
こちらは、たとえば

  • “アクティブファンド”
  • “個別株式銘柄”
  • “REIT(不動産投資信託)”
  • “新興国株式インデックス、またはアクティブファンド”

ですね。
こちらは、とにかく自由に選ぶイメージで良いと思います。

ケント
ケント

リスクを大きめに取ってでも、短期でリターンがでそうなものなどを試してみる感じか。

宇宙イメージ

🍕投資の割合配分はどうするの?

ケント
ケント

具体的な投資配分割合については、どんな感じがよいの?

のぼる先生
のぼる先生

コア部分に全体の70%、サテライト部分に30%を配分するのが一般的とされますね。
ただ、この割合はあくまで目安であって、年齢や投資経験の有無、資産運用の目的が長期か短期かなどによって変わってきます。

ユウト
ユウト

いつものごとく、”人それぞれ”ってことだね。

のぼる先生
のぼる先生

そのとおり、人生設計は全員違いますからね。
ちなみに、コア&サテライト戦略で3つのパターンを例として挙げておきます。

保守型戦略:

コア部分は日本国債など債券中心。

70:30の割合で、

サテライト部分

  • 全世界株式
  • REIT(不動産投資信託)

などを対象としたアクティブ、もしくはインデックスファンドの投資信託など。

バランス戦略:


コア部分は、

もしくは、

と割合を自力で4分割するのもよいと思います。

サテライト部分は、
株式や不動産(REIT)を対象としたアクティブファンド、
もしくはインデックスファンドなど。

保守的戦略よりも少しリスクを取って国内個別株に投資をするのもよいですね。
ただ、値上がりによる利益(キャピタルゲイン)を狙うよりも、高配当銘柄での配当収益(インカムゲイン)を重視した方が長期的リスクを抑えられます。

積極型戦略:

コア部分は、株式中心

70:30の割合で、

それぞれ、全世界もしくは、全米株式インデックス か S&P500インデックスファンドを利用。
中級者以上ならETFでもよいと思います。

サテライト部分は、前2種と同様でよいですが、国内個別株は少しだけ冒険するのもありですね。

のぼる先生
のぼる先生

積極型戦略では、サテライト部分でキャピタルゲインを狙いすぎて痛い目をみる人も多いです。
リスクの取り過ぎには注意です。

ケント
ケント

でた!怖いヤツ!

💎ポイント!

のぼる先生
のぼる先生

これらのパターンはあくまで一例です。
リスク許容度や投資目標に応じて最適な戦略を選択することが重要ですね。
“コア&サテライト戦略”で投資をしている場合は、もともと70:30の割合で、コアとサテライトを分けています。

なので、サテライト部分で多少リスクを取っても、
“リスクを取り過ぎて市場から退場”
となる最悪の事態を避けられます。

ユウト
ユウト

そうか。
調子に乗ってうっかり冒険しすぎても、コア部分はある程度リスク軽減ができているってことだね。

のぼる先生
のぼる先生

あくまで、資産の大部分は安定度の高いインデックス型投資を行っているのでリスクを管理しやすいことが大きなポイントですね。
これらを考慮しながら自身に合ったコア・サテライト戦略を考えてみてください。

ケント
ケント

わかった。
いろいろ試して、自分に合ったポートフォリオを見つけるね!

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