新生活を始めた人にこそ読んで欲しい、
投資家にはとても有名なたとえ話
「ジャックとジルの投資」
「投資は早くから始めた方が良い」といわれる理由について解説します。
投資は若いうちから始めた方が良い?
「投資は若いうちから始めた方が良い」ってよくいわれるけれど、
本当にそうなんですか?
お金がたくさん貯まってからでも良いような気もしますけれど・・・。
その質問に答えるのに、
ジャックとジルの投資というたとえ話があります。
冒険とお金のにおいがしそうなタイトルだね!
ちょっと違いますが、
投資初心者にはとても興味深いお話です。
それでは、わかりやすく解説してみますね。
「ジャックとジルの投資話」は、とてもシンプルな内容です。
弟のジャックと姉のジルの姉弟が投資を行ったシナリオを通じて、複利のパワーと時間の重要性がわかります。
ジャックとジルの投資
ジャックとジルは、将来のためにお金を貯めようと投資の計画を立てました。
それぞれの投資内容はこんな感じです。
ジャックとジルはどちらも同じ投資対象へ投資を行いました。
この話では、年平均リターンを10%と仮定します。
ここで問題です。
65歳時点での総資産はどうなっているでしょうか?
そんなの、合計2,000万円も投資したジルに決まっているじゃん。
合計400万円しか投資していないジャックが勝ったら、ジルが可哀想すぎるよ。
ジャックとジル それぞれの資産額推移
正解は、
- ジャックの資産が2億5878万円
- ジルの資産が2億2129万円
ジャックのほうがジルより3,749万円多くなります。
ジャックの勝ちです。
マジか!
複利の力を上手に使うことで、
「時間は大きな武器になる」
という具体的なお話です。
けっこう驚きました!
複利ってすごいですね。
複利については こちらの記事も
参考になりますよ👆🏼
年平均リターンの別パターン
実際は、長期間の年平均リターンが10%というのは驚異の高リターンです。
ありえないとは言えないものの、あまり現実的ではないですね。
そこで、別パターンも見てみましょう。
年平均リターン8%の場合
S&P500や全世界株式へ投資を仮定して
年平均リターン8%で計算してみます。
年利8%だと、今度はジルが勝つんだね。
たった2%の差ですが、時間がたつと大きな差になります。
ですが、ジャックは400万円しか投資していないことも忘れてはいけませんね。
年平均リターン5%の場合
最後に、ある程度成績が良かった場合の通常リターンとして
年平均リターン5%で計算してみましょう。
39歳でジルがジャックを追い越しているね。
当然ですが、時間とともに利率もとても重要なファクターです。
現実的な年利5% で計算すると、積立額の重要性も見えてきますね。
長い時間をかけて、積み立てることが大切。
その時間を武器にするためには、投資を早くから始めることが有利だってことだね。
NISAも上手に利用すれば、効果抜群になりそうですね!
ジャックとジルは、あくまで架空のキャラクターです。
複利の効果を理解するために使われる、教育的な例話であり、実際の話ではありません。
積み立てる商品について
積み立てる商品におススメはありますか?
長期的に、比較的安定したリターンを獲得する必要があるので、
- S&P500インデックス
- 全世界株式インデックス
- 日経平均インデックス
など、投資商品はインデックスファンドや、投資に慣れている人はETFで積み立てるのが良いと思います。
3つあるけれど、どれが良いの?
「全世界株式のみで良い」
という意見も多く聞きます。
でも、私はこの銘柄に限らず複数を組み合わせるのが良いと考えています。
ただ、1つに絞って投資するのも正解のひとつです。
未来が読めない以上、正解は分からないというのが答えです。
自分で考えて、一番よいと思う方法で投資をするのが大切ですね。
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ぜひ読んでくださいね🙂
投資にはリスクが伴いますので、十分な情報収集と慎重な判断が必要です。
投資に関する最終決定はご自身で行ってください。