FIREするためには、いくら必要?
投資をする理由に「FIREをしたい」という理由をあげる人は多いと思う。
私もその一人だ。
FIRE=Financial Independence, Retire Early
(ファイナンシャル インデペンデンス、リタイア アーリー)
の頭文字をとったもの。
日本語だと、経済的自立と、早期退職
FIREに必要な金額がいくらなのかは年間で必要とする金額や、FIREを目指す年齢などの要素で変わってくる。
多くの人が基準とするのは
- 4%ルール
- インデックス投資
- 年間400万円の生活費
(NISAでなければ税引き後は320万円)
で必要な資産を1億円と見積もる。
もちろん、1億円以下でもFIREは可能。
それでも、目標をここに置く人は多いと思う。
👇🏻以前にFIREに関する記事も作ったので、
そちらもぜひ読んでください。
お金を貯めてもFIREするには不安がいっぱい
実際は1億円を達成しても、
不安
- 暴落や為替の変動で一気に資金が減ってしまうのではないか?
- 予定外の高額出費で計画が狂うのではないか?
- インフレなど、自分ではコントロールできない外的環境変化で、生活資金が足りなくなるのではないか?
と不安になり、なかなかFIREには踏み出せなくなる。
ならば、
「1億2000万円程度あれば不安が消えるのではないか」
など、資産にもう少しだけ余裕ができれば大丈夫では? と思うが、そうではない。
やはり同じ不安が付きまとう。
また、
不安 その2
- 社会との繋がりがなくなり、孤独になるのではないか?
- 仕事をやめると時間を持て余すのではないか?
- 日々の目標がなくなり自堕落な生活になるのではないか?
なども考えてしまう。
仕事をしていないと世間体も気になるし、なんとなく罪悪感もでてくる。
要するに、人の目が気になるのだ。
私はFIREで仕事を辞める計画をしていたわけではなかったのだが、長年働いた会社を昨年退社することになった。
👇🏻詳しい経緯は、別記事があるので、ぜひ読んでみてください
【実体験】やっぱり不安がつきまとう
始めは
「このままFIREでもいいかも」
などと考えたのだが、FIREといってもギリギリ可能か?というような資産金額なので、上記した不安をそのまま抱える経験をした。
なので、結局転職活動を開始することになった。
仕事は今までのように自身を犠牲にして身を捧げるような仕事でなく、プライベートと両立できるものが良い。
ところが、そのような甘い仕事はなく、なかなか決まらない。
若ければ良いのだが、中年となると年齢もハンデになる。
仕事を選ばなければ良いのだろうが、切羽詰まっているわけでもないので、求人条件の「自分の希望に合わないところ」ばかりが目についてしまう。
「いっそのこと、個人事業主になってなにか始めようかな」
などと考えたときに、以前から心の奥底で考えていたことが、ふと現実味を帯びて浮かんできた。
そうだ、いまならいけるかもしれない。
「専業(個人)投資家になろう!」
専業投資家でサイドFIRE!
資産額の大部分は、今まで通りインデックス投資のままで運用。
個別株投資で運用していた高配当株(日本株)も、そのまま運用。
既にある程度の資産はあるので、レバレッジをかけるなどの大きなリスクをかけずに、ひとまず現物投資のみで行う。
信用取引を行うとしたら、腕と経験に自信がついてからだ。
これらを踏まえて、持っていた日本個別株の一部を元金としてスタートすればよいのではないかと考えた。
コア&サテライト戦略のサテライト部分の一部を、短期投資で使用するイメージ だ。
サイドFIREだと考えて、収入は毎月アルバイト並みの少額でも問題ない。
まずは、
目標
他の金融資産収入とは分けて考える。
あくまで、今回分離して開始する個別株投資のみでの金額達成が目標。
から始めることにした。
目標金額は毎月増やしていけばよい。
とはいえ、短期投資はかなり高度な技術と知識が必要だ。
すぐに結果が出るほど甘い世界ではないだろう。
500万円だけ資金を分離して始めて、平均月15万円のリターンを目指す というのは、甘い見積もり(実現困難)な気もする。
胆となるのは、サイドFIRE+短期投資 という点だ。
なぜ、FIREでなく専業投資家?
サイドFIREで、仕事とする部分を専業投資家とすれば、
メリット
- 好きなことを仕事にできる。
- 仕事とはいえ、生活の自由度はかなり高い。
- 投資の知識や経験を、実践で上げ続けられる。
などのメリットがある。
今までずっと投資は行ってきたので、ある程度の知識は持っているつもりだ。
ただし、個別株といっても今までは中長期をメインとしたのんびり投資なのでリターンといっても大した金額にはならなかった。
会社勤めだったので、デイトレなど短期投資の経験はほとんどない。
これを、これから経験を積む必要がある。
そして、定年の年齢を過ぎても投資家としての技術が上がっているので、やりたければ仕事(好きな投資)でお金を稼ぐことが可能かもしれない。
もう一度会社員として他の仕事を続けて、年を取ってからFIREするよりもメリットが大きいのではないか?
などと考えた。
なんだか楽しそうだ。
サイドFIREと相性抜群?
FIREを踏み出せない人々にとっては、専業投資家への転職は、かなり相性が良いのではないだろうか?
もし、上手くいかない月や年が続いても、そもそも資産収入があるので いっきに路頭に迷うようなリスクは少ない。
同じ理由で、大きなリスクを取ってまで大きなリターンを狙う必要がない。
なので、経験値を積んで投資の実力がつくまでは練習が可能。
上手くいかなくても、もともとFIREを狙っていたのだから、後悔は少ないだろう。
一番気を付けなければいけないのは、ハイリスク・ハイリターンを狙って資金を失うことだ。
それだけは注意しなければ。
おそらく、というか確実に 失敗はたくさんするだろう。
少額資金のうちに失敗をたくさん経験すれば、資金を増やしていった際に損失を少なくできると考えている。
じつは、これを書いている時点で、すでにたくさん失敗している・・・。
今後不定期で、実践で上手くいったことや失敗した内容を紹介していこうと思う。
投資の勉強
投資情報で参考になるおすすめメディアを一部紹介。
以前から利用し、今も利用し続けているものがほとんど。
※2024年6月現在
音声メディア
PODCAST
- ラジオNIKKEI
- ザ・マネー
- ザ・マネー ~天野ひろゆきと松園勝喜の今だから聞きたい投資な世界
動画メディア
YOUTUBE
- 松井証券
有名な経済アナリストが解説している動画が多数。
学べるラブリーはかなりおススメ。 - 楽天証券のトウシル
- マネックスオンデマンド
- 探求!エミンチャンネル
- 両学長 リベラルアーツ大学
- 聞いてわかる投資本要約チャンネル
など。
他にもYOUTUBEは隙間時間に学べる情報がたくさんあります。
PIVOT
(専用無料アプリ YOUTUBEでも配信あり)
- money SKILL SET
- money SKILL SET EXTRA
- PIVOT MONEY
など
テキストメディア
NewsPicks
(記事は基本有料だが、動画は無料で視聴できるものもある)
- 投資メディアではないが、各種ニュース記事がとても参考になる。
- 動画では、伝書鳩TVがおススメ。
他にもたまに投資ネタのモノがある。
Webサイト
- 株探
- みんかぶ
- 様々な証券会社が提供してくれている情報ページ
楽天証券では、日経新聞も無料で読める。
他にも、ここには書ききれないほど無料で学べるメディアは多い。
また、私が今回読んでとても参考になった書籍も紹介。
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会社四季報
会社四季報は当然参考になるのだが、初めて本屋で開いてみると情報量の詰まり具合に
「うっ」
となる。
そんな時は、同じ出版社(東洋経済新報社)から同時期に発売される「会社四季報プロ500」などの、関連書籍から読んでみると良いと思う。
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