✅債券投資ってなに?
今回は、債券についてですね。
債券?
聞いたことはあるけれど、それってなんなの?
債券というは、国や地方公共団体、企業などがお金の借り入れを行う目的で発行される有価証券のことです。
お金をお貸した人は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子がもらえます。
債券には満期が定められていて、満期日には額面金額が払い戻されます。
つまり、もらった利子分が利益となります。
よくニュースで国債がどうたらなんたら言っているけれど、あれのこと?
そうです。日本国債も債券のひとつですね。
あとは、企業が発行する社債などもたまにCMで見ますよね。
債券の投資信託はあるの?
あります。
債券型投資信託は、個別の債券に直接投資する場合と違い、いつでも購入が可能なため、投資のタイミングが自由なことがメリットです。
そっか。
募集しているタイミングじゃなくても買えるんだ。😗
また、株式の投資信託と同じく、いろいろな国の詰め合わせパックのようなファンドも多く、分散効果を得ることができます。
また世界中に投資できたりするんですか?😲
どちらかというと、先進国のみ、新興国のみなど、ある程度グループ分けしてあるものが一般的ですね。
それでもかなりの種類がありますよ。
💹債券型はコツコツ増やす
債券型投資信託は、株式と比較して価格変動の度合いが低く、大きく価額が下がったり上がったりすることが比較的少ないことも特徴です。
ということは、いっきに儲からないってこと?
そうですね。
ただ、値動きが少ないということは大きく損もしないってことです。
投資の世界では、利益を追求するよりも、大きく損をしないことの方が重要になります。
でも、一発逆転みたいなものにあこがれるよなー。😗
なんで、利益を出すことよりも、損をしないことが重要なんですか?
それはですね、以前にも話したように、投資は複利効果を利用してコツコツと資産を増やしていくことがとても重要なんです。
一番やってはいけないのは、一度に大きな利益を上げようとリスクの高いものに投資をすること。
もしも、大きく資産を減らしてしまうと、その後に投資を続けることが難しくなるんです。
そういえば、前にもそんな話あったね。🙄
資産は時間をかけてコツコツ増やしていくもの。
なので、株式投資と債券投資を組み合わせて、リスクのバランスをとることが大切です。
なるほど。
でも、どんな感じにバランスを組めばよいの?
これは、年齢や自分の投資方針によって変わってきます。
若いうち、つまり今後の投資期間が長い人は少しリスクを取っても良いと思います。
もし少し損をしてしまっても、時間があれば、また積立をしながら資産額が戻るのを待つことができます。
その場合、慌てず騒がずじっと耐えること。
重要なのは投資をやめないことです。
先生は「投資を続けろって」毎回言うね。😓
それほど重要なんですよ。
ケントくんはとくに一発逆転を狙ってはダメですからね。
ん~、努力しようと思います。😅
⚖️債券と株式のバランスについて
実際のおすすめ比率とかはありますか?🙂
株式と債券のバランスについては、一般的には「年齢=債券の比率」とされています。
つまり、年齢が若いほど株式の割合が高く、年齢が高くなるにつれて債券の割合が増えるということですね。
例えば、
20歳の場合は株式80%、債券20%、
40歳の場合は株式60%、債券40%、
60歳の場合は株式40%、債券60%
といった感じです。
なるほど。年齢が上がるにつ入れてリスクを減らしているんですね。🤔
つまりは、安定性が重要になるってことだ。😶
あくまで一般的な話なので、このとおりにしないといけないわけではないですよ。
現実には、現金・土地・保険などの資産がある人も多く、これらは日本円での安定資産になります。
なので、債券の割合はもう少し低くても良い なんていう考え方もあります。
最後に決めるのは自分自身ってことですね。🙂
📚債券の種類とおすすめファンド
債券の中には“ハイ・イールド債”なんていう選択肢もあります。
なんかカッコいい名前だね。😲
ハイ・イールド債とは、格付けが低く、投資適格に満たない一方で、利回りが高い債券のことです。
通常、格付けで「BB」、「Ba」、もしくはそれ以下の格付けの低い債券のことを指します。
ハイイールド債は社債に該当し、発行体企業の信用力によって利回りが決まります。
ハイイールド債は、「ジャンク債」や「投機的格付債」とも呼ばれます。
要するに、ハイリスク・ハイリターンの投資ということですね。
ハイリスク・ハイリターン・・・。
おすすめ?🤑
私はおすすめしません。
ですが、これは個人の方針しだいですね。
別に悪いものではありませんし、実際に人気ですよ。
先生のおすすめのファンドはありますか?🙂
私のおすすめは、
「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」
です。
とことんコストを追求する投資信託
eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)emaxis.jp
債券は株式と違い、大きなリターンを得られることは少ないですので手数料が低いファンド、つまりインデックスファンドが良いと思います。
手数料が高いと、少ないリターンを手数料で相殺されてしまい、ほとんど手元に残らない・・・。なんてことになりかねません。
たしかに。
じわじわとリターンをもらっていくのに、手数料でそれをとられたら意味ないですね。🤔
資産分散とともに、手数料が高くてもリスクを取ってとリターンがほしい人には、米国ハイ・イールド債も人気です。
どちらかに決める必要はないので、両方買ってみるのも良いですよ。ここは個人の判断ですね。」
また、債券のインデックスファンドは値動きが少ないこともあり、期間の分散は少なめで良いという意見もあります。
株式であれば、100万円あれば、25万円ずつ4分割で期間を分けて投資するほうがリスク回避になります。
債券のインデックスファンドであれば、手元に資金があるのならそこまで期間を分けず、投資している期間を長くした方が良いという考え方ですね。
そこも個人の判断です。
なるほど。😶
今回は分かりやすいように株式と債券のみで考えましたが、他にもリートや、少し変わった株式投資信託に投資する金額の5~10%を使ってみるのもよいかもしれませんね。
ただし、いろいろ経験をしてみることが目的となります。
あまりにも値動きが激しかったりするものは大きく損をする危険が高いですので注意をしてくださいね。
損をしてもよい範囲で、経験を積めってことだね。🙂
あと、大きく気を配らないといけないのは為替レートです。
よく聞く円高・ドル安とかいうものですね。
これはまた別の機会に説明します。
合わせて読みたい👇🏻