【初心者向け基礎知識】債券投資- 株式と債券の最適バランスは?

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✅債券投資ってなに?

のぼる先生
のぼる先生

今回は、債券についてですね。

ケント
ケント

債券?
聞いたことはあるけれど、それってなんなの?

のぼる先生
のぼる先生

債券というは、国や地方公共団体、企業などがお金の借り入れを行う目的で発行される有価証券のことです。
お金をお貸した人は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子がもらえます。
債券には満期が定められていて、満期日には額面金額が払い戻されます。
つまり、もらった利子分が利益となります。

ユウト
ユウト

よくニュースで国債がどうたらなんたら言っているけれど、あれのこと?

のぼる先生
のぼる先生

そうです。日本国債も債券のひとつですね。
あとは、企業が発行する社債などもたまにCMで見ますよね。

ケント
ケント

債券の投資信託はあるの?

のぼる先生
のぼる先生

あります。
債券型投資信託は、個別の債券に直接投資する場合と違い、いつでも購入が可能なため、投資のタイミングが自由なことがメリットです。

ケント
ケント

そっか。
募集しているタイミングじゃなくても買えるんだ。😗

先生
先生

また、株式の投資信託と同じく、いろいろな国の詰め合わせパックのようなファンドも多く、分散効果を得ることができます。

ユウト
ユウト

また世界中に投資できたりするんですか?😲

のぼる先生
のぼる先生

どちらかというと、先進国のみ、新興国のみなど、ある程度グループ分けしてあるものが一般的ですね。
それでもかなりの種類がありますよ。

💹債券型はコツコツ増やす

のぼる先生
のぼる先生

債券型投資信託は、株式と比較して価格変動の度合いが低く、大きく価額が下がったり上がったりすることが比較的少ないことも特徴です。

ケント
ケント

ということは、いっきに儲からないってこと?

先生
先生

そうですね。
ただ、値動きが少ないということは大きく損もしないってことです。
投資の世界では、利益を追求するよりも、大きく損をしないことの方が重要になります。

ケント
ケント

でも、一発逆転みたいなものにあこがれるよなー。😗

ユウト
ユウト

なんで、利益を出すことよりも、損をしないことが重要なんですか?

先生
先生

それはですね、以前にも話したように、投資は複利効果を利用してコツコツと資産を増やしていくことがとても重要なんです。
一番やってはいけないのは、一度に大きな利益を上げようとリスクの高いものに投資をすること。
もしも、大きく資産を減らしてしまうと、その後に投資を続けることが難しくなるんです。

ケント
ケント

そういえば、前にもそんな話あったね。🙄

のぼる先生
のぼる先生

資産は時間をかけてコツコツ増やしていくもの。
なので、株式投資と債券投資を組み合わせて、リスクのバランスをとることが大切です。

ユウト
ユウト

なるほど。
でも、どんな感じにバランスを組めばよいの?

先生
先生

これは、年齢や自分の投資方針によって変わってきます。
若いうち、つまり今後の投資期間が長い人は少しリスクを取っても良いと思います。
もし少し損をしてしまっても、時間があれば、また積立をしながら資産額が戻るのを待つことができます。
その場合、慌てず騒がずじっと耐えること。
重要なのは投資をやめないことです。

ケント
ケント

先生は「投資を続けろって」毎回言うね。😓

のぼる先生
のぼる先生

それほど重要なんですよ。
ケントくんはとくに一発逆転を狙ってはダメですからね。

ケント
ケント

ん~、努力しようと思います。😅

⚖️債券と株式のバランスについて

ユウト
ユウト

実際のおすすめ比率とかはありますか?🙂

先生
先生

株式と債券のバランスについては、一般的には「年齢=債券の比率」とされています。
つまり、年齢が若いほど株式の割合が高く、年齢が高くなるにつれて債券の割合が増えるということですね。
例えば、

20歳の場合は株式80%、債券20%、

40歳の場合は株式60%、債券40%、

60歳の場合は株式40%、債券60%

といった感じです。

ユウト
ユウト

なるほど。年齢が上がるにつ入れてリスクを減らしているんですね。🤔

ケント
ケント

つまりは、安定性が重要になるってことだ。😶

のぼる先生
のぼる先生

あくまで一般的な話なので、このとおりにしないといけないわけではないですよ。
現実には、現金・土地・保険などの資産がある人も多く、これらは日本円での安定資産になります。
なので、債券の割合はもう少し低くても良い なんていう考え方もあります。

ユウト
ユウト

最後に決めるのは自分自身ってことですね。🙂

📚債券の種類とおすすめファンド

のぼる先生
のぼる先生

債券の中には“ハイ・イールド債”なんていう選択肢もあります。

ケント
ケント

なんかカッコいい名前だね。😲

先生
先生

ハイ・イールド債とは、格付けが低く、投資適格に満たない一方で、利回りが高い債券のことです。
通常、格付けで「BB」、「Ba」、もしくはそれ以下の格付けの低い債券のことを指します。
ハイイールド債は社債に該当し、発行体企業の信用力によって利回りが決まります。
ハイイールド債は、「ジャンク債」や「投機的格付債」とも呼ばれます。
要するに、ハイリスク・ハイリターンの投資ということですね。

ケント
ケント

ハイリスク・ハイリターン・・・。
おすすめ?🤑

先生
先生

私はおすすめしません。

ですが、これは個人の方針しだいですね。

別に悪いものではありませんし、実際に人気ですよ。

ユウト
ユウト

先生のおすすめのファンドはありますか?🙂

のぼる先生
のぼる先生

私のおすすめは、
「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」
です。

とことんコストを追求する投資信託
eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)emaxis.jp

先生
先生

債券は株式と違い、大きなリターンを得られることは少ないですので手数料が低いファンド、つまりインデックスファンドが良いと思います。
手数料が高いと、少ないリターンを手数料で相殺されてしまい、ほとんど手元に残らない・・・。なんてことになりかねません。

ユウト
ユウト

たしかに。
じわじわとリターンをもらっていくのに、手数料でそれをとられたら意味ないですね。🤔

のぼる先生
のぼる先生

資産分散とともに、手数料が高くてもリスクを取ってとリターンがほしい人には、米国ハイ・イールド債も人気です。
どちらかに決める必要はないので、両方買ってみるのも良いですよ。ここは個人の判断ですね。」

また、債券のインデックスファンドは値動きが少ないこともあり、期間の分散は少なめで良いという意見もあります。
株式であれば、100万円あれば、25万円ずつ4分割で期間を分けて投資するほうがリスク回避になります。
債券のインデックスファンドであれば、手元に資金があるのならそこまで期間を分けず、投資している期間を長くした方が良いという考え方ですね。
そこも個人の判断です。

ユウト
ユウト

なるほど。😶

先生
先生

今回は分かりやすいように株式と債券のみで考えましたが、他にもリートや、少し変わった株式投資信託に投資する金額の5~10%を使ってみるのもよいかもしれませんね。
ただし、いろいろ経験をしてみることが目的となります。
あまりにも値動きが激しかったりするものは大きく損をする危険が高いですので注意をしてくださいね。

ケント
ケント

損をしてもよい範囲で、経験を積めってことだね。🙂

のぼる先生
のぼる先生

あと、大きく気を配らないといけないのは為替レートです。
よく聞く円高・ドル安とかいうものですね。
これはまた別の機会に説明します。

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