【知らなきゃ危険！】初心者には危ない投資方法と 詐欺の特徴

今回は少し趣向を変えて、”初心者にはおススメしない投資”について授業を行います。

その通り。
大きな利益を得られることもあるけれど、上手くいかなかったときのダメージがとても大きい投資がこれに当たります。
今回紹介するのは “FX” と “仕組債しくみさい“です。

これらの特徴には、
“レバレッジをかけるもの” と
“複雑な仕組みのもの”
の２点があります。

レバレッジとは、 レバレッジは英語で「てこ」という意味です。
小さな力で大きな物を動かせる。
つまり、小さな資金で大きな金額を取引できる仕組みのことです。

“レバレッジをかける”とは、自己資金の何倍もの資金を投資に動かすことができる仕組みを利用することを指します。

“大きな利益を得られる”人はほんの一握りです。
これは、自分の予想通りにいけば何倍ものリターンを得ることができる一方、予想を外せば通常の何倍もの損失ダメージを受けることを意味します。

上手くいった人の情報は大きく喧伝されますが、失敗したたくさんの人の情報はあまり表には出てこないものです。
大きな失敗をすると投資を続けられなくなるほどダメージを受けることもあります。

その通りです。

誤解のないように伝えておきますが、これらが絶対に悪いもの というわけではありません。
投資でレバレッジをかけることを全否定はしません。
ですが、おススメはしない ということです。

レバレッジを使える金融商品はFXだけではなく、株式や仮想通貨（暗号資産）も該当します。
自分が購入しようとする投資商品に大きなレバレッジがかかってないかを注意して見てくださいね。

仕組債しくみさいとは、一般的な債券にはみられないような特別な「仕組み」をもつ債券です。
仕組債は、複雑な金融派生商品で、その動きを理解するのはかなり難しいです。
一般に仕組債は、マーケットにある「歪み」をリスク覚悟で取りに行くことによって、より高いリターンを得ようとする金融商品といわれます。

そこがポイントです。
要するにすごく複雑なのです。
仕組債の価格は、株価や金利などの複数の要素に影響を受けます。
そのため、これらの要素が予想外の動きをした場合、大きな損失を被る可能性があります。
投資上級者でも完全には理解できないような内容の商品も多いので、手を出さない方が無難です。
利益が出ても、損失を出しても、おそらく なぜそうなったのか がわからない可能性が高いと思います。

レバレッジをかける商品も仕組債も、初心者にとってリスクが高い投資商品です。
これらは、高いリターンを得られる可能性はありますが、それは高いリスクを伴うことを意味します。
投資に使える全資産を失う可能性もあると考えた方が良いでしょう。

これらは、初心者にはオススメしないだけで
“やってはいけないもの“
というわけではありません。
ただ、軽い気持ちで始めるのは避けた方が良いでしょう。

投資詐欺は、初心者投資家が特に注意すべきことの一つです。
投資未経験の方が投資にマイナスイメージをもっている原因の一つが、詐欺の存在です。

詐欺に対する警戒心を持つためのいくつかのキーワードを伝えます。
投資詐欺の特徴は

• 元本保証
• 絶対儲かる
• あとで高利で買い取る

といった”おいしい話”。
このような話で資金を集め、大きなお金が集まったところで連絡がつかなくなるというものが多いです。

投資はリスクとリターンがバランスしています。
なので、「リスクなし」または「保証された利益」なのに高リターンを約束する投資は疑わしいと思った方が良いです。

以前に４％ルールの授業がありました。
つまりそのくらいが安定した年利率の中央値なのです。
“年利10％を超えるのに、リスク ゼロ”
みたいな話は注意をしてください。

また、投資判断を「この場で決めてください」といわれるような話も危険です。
よほど信頼できる取引相手でなければ断る方が無難でしょう。

あとは、知人に誘われる投資ばなし も注意です。
その人に悪意はなくても、その人も騙されている可能性があります。
投資を始める前に自分自身で調査すること、そして自分が理解できない投資商品に手を出さないことが重要ですね。

その通り。
“投資信託から始めよう”といっている理由の一つですね。