資産運用における「壁」とは何か?
資産運用には、いくつかの節目で壁にぶつかることがあります。
“100万円の壁”、”500万円の壁”、”1000万円の壁”といったそれぞれの壁を乗り越える方法について解説します。
資産運用の壁🚧とは?
以前”FIRE”について解説をしましたね。
FIREを目指す、目指さないにかかわらず、みなさんに経済的自由を目指して資産運用を実施していって欲しいです。
ただ、資産を貯めていくうちで、何回か壁になる時期があります。
壁?”乗り越えなければいけない”的な?
なんだか部活っぽいな。
努力して自分の力を磨く感じのヤツ?
投資の場合は少し違って、壁を乗り越えるためには我慢が必要となります。
自制心といっても良いですね。
私はこの壁を、
“100万円の壁”
“500万円の壁”
“1000万円の壁”
とよんでいます。
🚧100万円の壁
100万円かぁ。
オレ貯まればちょっと浮かれちゃいそう。
まさにそれが壁。
ケントくん、100万円の壁に引っかかっています。お見事!
えっ、どういうこと??
投資を始めて、初めて100万円に到達すると誰でも嬉しくなります。
そして、
『これだけ頑張ったんだからすこしくらい使ってもいいよね』
と思ってしまうのです。
げっ!、けっこうそうなる自信がある・・・。😱
100万円は予想よりはやく貯まる
ここでお金を使ってしまうと、複利の力が崩れてしまいます。
投資というのは、積立ながら増えたお金が 更に次のお金を生む。
そうやって増えていくと覚えましたね。
100万円はイメージしているよりも結構早く貯まります。
なので予想外に早く貯まったお金を、
“少しくらいなら”
と思い使ってしまうことが多いのです。
お、思ってしまいそう・・・。
たとえば・・・
買う予定だった家電を少し良いものにしてしまう。
服をいつもより高級な服にしてしまう。
自分へのご褒美といって、食事を少し贅沢にしてしまう。
一番ダメなのが生活レベルを上げてしまって、貯める力まで下がってしまうこと。
そうなるとお金を増やす総合力が一気に下がってしまいます。
なんだか”あるある”な感じだなぁ。
ここをグッとこらえることが大切なんだね。
🧱500万円の壁
つぎは500万円の壁。
ここが一番の分岐点になる人が多いです。
500万円貯まると多くの人が使いがちなのが車。
100万円のときと同じで、
『こんなにお金があるんだから、高級車にしてもイイよね!』
とか思ってしまいます。
100万円のときに我慢した反動もきそうですね。
車に限らず、
『こんなにお金があるし、わたし頑張ったから〇〇してもイイよね!』
と自分の趣味につぎ込んだりしてしまう。
一回貯められことで『また貯められるからいいか』と思えることが裏目に出ます。
ここで100万円台に逆戻りすることがよくあるのです。
あぁ、なんてこった!
気持ちがわかってしまう!
100万円と500万円ではその後の増える力が違ってきます。
たとえば毎月5万円の積み立てで年利5%運用の場合、100万円までは2年で行きます。
500万円までは約7年目。
これが1,000万になるまでは13年目までかかりません。
複利の力があるので金額が増えるほど雪だるま式に増えていくのですが、使ってしまうとそこからもう一度やり直しになってしまいます。
とにかく続けることが大切なんだね。
🗻1,000万円の壁
1,000万円の壁は少し違って、ここを超えれば使ってしまう人は一気に少なくなります。
なんで??
ここまで来れれば複利の力を実感するから、わざわざ使おうと思わなくなるってこと?
そのとおり!
ここまで来れれば資産運用の考え方もバッチリ身についているので、誘惑で資産を大きく取り崩す人は激減します。
目先のお金ではなく、長期的な目標をもって資産運用をすることが重要ですね。
ここを乗り越えるのが一つの目標ってことか。
資産1,000万円を越えたあたりから、資産が増えるスピードが加速したと感じる個人投資家は多いようです。
1,000万円あると、運用の経験はもちろん、知識もかなりついています。
そうなると自分が得意な投資スタイルもわかってくるので、幅も広がりますね。
また、お金に関する価値観もだいぶ変わってきていると思います。
それには、まずは長期・分散・積立の基礎が大切になるってことですね。
文頭で紹介された”FIREの解説”はこちら👉🏻