VIXビックス指数ってなに?
恐怖指数と呼ばれるVIX指数。
投資タイミングを見つけるツールとしても使えます。
何%を基準とすれば良いかも解説。
ニュースを見ていると、恐怖指数っていう恐ろしいワードが出てくるけれど、あれってなんなの?
経済ニュースでよく見るワードですね。
恐怖指数は簡単にいうと、株式市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)を測る指標で、VIX指数と呼ばれます。
VIX指数は、S&P 500インデックスオプションの価格から計算され、投資家のリスク回避の度合いを数値化したものとなります。
VIX指数とは?
- 恐怖指数=VIX指数(Volatility Index ボラティリティ インデックス)
- VIX指数は、米国のS&P 500がもとになっている。
- 日本語で「恐怖指数」と言われており、投資家が市場に対して不安や恐怖を抱くほど、数値が高くなる。
- 株式市場で暴落などが起きているときには、VIX指数が上昇する。
それで恐怖指数なのか。
数値から米国の株式市場の状況を読み取れるので、相場の温度計とも呼ばれています。
日本版のVIX指数もあり、「日経平均VI」呼ばれます。
日経平均 VI
- 日本の株式市場における恐怖指数「日経平均VI」。
- 投資家が予想する日経平均株価の変動幅を指数にしたもの。
- VIX指数の日本版と考えておけばOK。
VIX指数はどこで見れるの?
ところで、VIX指数はどこで見れるの?
証券会社の指数情報や、Web上の各種無料サービスで見ることができますよ。
「VIX指数」と検索すれば、すぐに情報が出てくるはずです。
投資タイミングを見つける
VIX指数は投資タイミングを見つけるツールとしても使えます。
ほほう。
VIX指数が急上昇したとき、株式市場は暴落が起きている可能性が高いです。
暴落って、嫌な響きですねー。
そうですね。
すごく嫌な響きです。
ただ、暴落時は優良企業が割安な株価まで下がる場合があります。
ここは、バーゲンセールの投資タイミングになるかもしれません。
でも、頭ではわかっていてもそこで買えるかどうかが問題だよね。
だって、怖いし。
その通り。
まさに恐怖状態にある中で、感情にできるだけ左右されずに冷静に判断する。
VIX指数を見ることで、株式市場の温度感がわかります。
投資タイミングを測る助けになるかもしれませんね。
相場下落時に冷静になるためにも、VIX指数の見方を知っておくことが重要なのか。
株式市場全体が暴落しているときに投資するのは、精神的にも少しつらいかもしれません。
ですが、みんなが怖がって投資しないときこそ、バーゲンセールだと思って投資して、成功する人がいるのも事実です。
実際は、なかなか難しいけれどね。
VIX指数の計算式
VIX指数の計算は、専門的な統計学の知識が必要です。
ブラック・ショールズ方程式から算出されます。
ブラック・ショーロレ・・・
なんだって??
- VIXTはVIX指数
- Tは期間(通常は30日間)
- σ2(t)は時刻 t におけるボラティリティ(価格変動率)の二乗
S&P500のオプション価格から逆算され、その結果がVIX指数となる。
S&P500のオプション価格から将来の価格変動(ボラティリティ)を予測し、その予測値を用いてVIX指数を計算する。
ウゲッ、こんなん無理だわ!
先生はこの式を覚えているの?
正直に言うと、覚えていません。
プロでもない限り、これに関しては数値の意味だけ理解しておいて問題ないと思います。
良かったぜぃ・・・。
VIX指数は、将来の値動きの予測を表す指数であり、数値は0から100の範囲で示されます。
例えば、VIXが15であれば、年率±15%動く可能性があることになります。
30以上になると警戒といわれています。
通常は20前後で動くとされています。
平常時であれば、15~20の間くらいで動くと思っていればわかりやすいと思いますよ。
VIX指数 数値範囲の基準
- VIX指数は、将来の値動きの予測を表す指数。0から100の範囲で示される。
- 通常は20前後で動くとされている。
- 20以上になってくると不安定。(ただし、しばしば記録されている程度の水準)
- 30以上になると警戒。
- 40以上になると危険水域。